能舞台は発生した当時は野外に設置されていました。だいたいは社寺の境内に仮設の舞台がしつらえられたようです。
室町末期には現在の舞台とほぼ同じ機能を備えた能専用の能舞台が出来上がっていました。そして、江戸時代に入ると江戸式楽の統制の元、能楽全体の規格が統一されたことに伴い、能舞台の構造も基準が決まりました。
野外に設置される形が本来の姿であるため古い舞台には野外にあるものが少なくありません。ほかには、野外でありながら舞台と向かい合った別棟から空間を隔てて見る形の能楽堂もあります。
能舞台が能楽堂の建物内に設置される現在の形が出来上がったのは明治以降になります。もとは演者の屋内稽古場だったものが舞台として使われるようになったものです。
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